空はまだ明るい

■2016/6/30の日記

小さな神社の鳥居の下で
二人の高校生が立ち尽くす
男の子は目をそわそわさせて
不器用にシャツを持て余し
腕を何度も組み替える
女の子はじっと静かに俯いて
肩まである髪で顔を隠し
忍耐強く過ぎ去る時間を拒む

その横を
缶ビール片手に
エイフェックス・ツインを聞きながら
半ドンしてブラブラする私が通ります